こんにちは！

河内長野、キックス横でトリミングをしています

ドッグサロンユンです(*^-^)

今回は鼻ぺちゃ犬特集？の第②回目です、

あのかわいいお顔の仕組みと、

可愛いの裏側を解説しますね！

第①回目はこちら

鼻の穴、ちゃんと開いてる？

ブルドッグなどの鼻ぺちゃ犬の鼻は、

先天的に鼻の穴が狭い傾向があります。

鼻ぺちゃ犬は骨格は変形したものの、

皮膚自体は他の犬種とほぼ同じなので

短い鼻の骨にぶかぶかの皮が被っている感じです。

通常の鼻の穴

こちら、ブルドッグの鼻の穴

鼻の穴がかなり狭いですね、

これでは息苦しいはずです。。

鼻腔狭窄

上のブルドッグはびくうきょうさくという状態です、

この状態には軽度から重度のレベルがあり、

重度の子はほとんど穴が無い状態です。

鼻水をよく飛ばしたり

常にグーグーやブーブー言っていたり

寒くてもハァハァと口呼吸します。

鼻をずっと摘ままれているのでかなり苦しいでしょうね。

短頭種気道症候群

鼻腔狭窄はこの短頭種気道症候群の症状

の一つで、ほかにも

◎鼻が短くなった事によって上あごの余った皮が

喉あたりでたるんでしまう

軟口蓋(気管の蓋)過長

◎呼吸の度に思いっきり吸い込むので

喉内部が常に吸引されて起こる

喉頭の声帯付近が内側に腫れ上がる

喉頭小嚢の外反

◎呼吸の度に思いっきり吸い込むので

喉内部が常に吸引されて起こるその②

喉頭や気管を支える軟骨が弱ってつぶれてしまう

喉頭や気管の虚脱

などといった合併症を引き起こします。

いずれも鼻～喉の病気で、

一生懸命に息を吸い込もうとするためにより

気道が狭窄しやすくなるという悪循環に陥ります。

また、この呼吸のしにくさから肺にも負担がかかり

肺水腫になる可能性が高くなります。

暑さに弱い理由

このように鼻の奥の形状や、喉の

形状から、暑さを感じても上手く熱を

逃がす事が出来ずに、熱中症になってしまいます。

驚く事に気管の太さがミニチュアダックスなどの

小型犬ぐらいしかないブルドッグも多いようで、

喉から先の状況もこの犬種特有の障害になっています。

こんな時は手術も視野に

先ほど記述したように、

鼻の穴が極端に狭い

ガーガーといった呼吸をする

苦しそう

こういった状態が長く続くと

気管や肺にもかなりの負担となるので

出来るだけ若いうちの手術は考えておく

必要があります。

また、仔犬の頃に仰向けで寝る癖がある場合

仰向けで寝ると呼吸がしやすい為

初期症状とも考えられるので注意が必要です。

今回はここまでです、

長くなっちゃいました！

そしてまだまだ掘り下げたい私(笑)

鼻ぺちゃ犬③へ続く。。。

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